近代日本画の巨匠・川合玉堂(1873-1957)は、明治6年、現在の一宮市木曽川町外割田に生まれ、8歳の時に岐阜へ移りました。その後、絵の修行のため18歳で京都、23歳で東京に転居すると、円山派や狩野派の画法を融合させ、日本画家として大成しました。戦後は、多摩川上流の御岳で豊かな自然に囲まれて制作に励み、昭和32年、83歳でその生涯を終えました。その後、七回忌の際、有志により生誕地碑が建立、また玉堂記念木曽川図書館も建設され、一宮の郷土の画家として多くの人に愛され親しまれています。
本展では、一宮市博物館が収蔵している川合玉堂の作品から、情緒あふれる風景画や鵜飼の作品など、豊かな水の表現が感じられる作品を中心に紹介します。
- 会場
- 一宮市博物館1階 特別展示室
- 開催期間
- 4月17日(土)~5月16日(日)
- 休館日
- 月曜日(ただし5月3日は開館)、4月30日、5月6日
- 開館時間
- 午前9時30分~午後5時(入館は4時30分まで)
- 料金
- 常設展観覧料(一般300円、高大生150円、中学生以下無料)
《草紅葉》
《鮎釣》