小川双々子(おがわ・そうそうし 1922~2008)は、一宮市を拠点に活動した現代を代表する俳人です。20歳の頃に「馬酔木」に投稿をし、俳句の道を歩み始めました。23歳の時に一宮大空襲で父を失い、敗戦を迎え、30歳を過ぎてからは病に苦しむ中でカトリックの受洗をし、生への思いを深めながら句作を続けました。1963(昭和38)年、41歳の時に俳句雑誌「地表」を創刊し、異端の俳人として全国的に注目されながら一宮市で活動をつづけ、2005(平成17)年には現代俳句の発展に寄与したとして現代俳句大賞を受賞しました。
本展では、生涯にわたって刊行された句集や自筆原稿に加え、詩的な世界を描き出した油彩画や自作の俳句を記した掛軸などを展示し、一宮市に生きた俳人・小川双々子の歩みを紹介します。
展覧会情報
- 展覧会名称
- 特集展示「生誕100年 郷土の俳人 小川双々子」
- 会期
- 2022年12月20日(火)~2023年2月12日(日)
- 休館日
- 毎週月曜日(1月9日(月・祝)は開館)、12月28日(水)~2023年1月4日(水)、1月10日(火)
- 開館時間
- 午前9時30分~午後5時(入館は4時30分まで)
- 開催場所
- 2階常設展示室 特集展示コーナー